Raspberry Pi Pico の MicroPython プログラムを 電源ONで実行させる(PCレスで動かす)

power pico

Thonny Python IDE でコーデイングしながら Raspberry Pi Pico を動かすのも楽しいですが、実用を考えると毎回PC経由でプログラムを実行する訳にはいきません。電源ONでプログラムを実行する必要があります。
これは、Picoに書き込むソースコードファイルの名前を「main.py」にすることで可能です。
手順を説明します。
Raspberry Pi Pico の購入は こちら が確実です。

  1. main.pyの書き込み
  2. PCなしで動かす

main.pyの書き込み

Raspberry Pi Pico の MicroPython を Thonny Python IDE で開発する で「test.py」を書き込んだPicoをマイクロUSBケーブルでPCに接続します。

Raspberry Pi Pico

Thonny Python IDE を起動して「test.py」を「Open in Thonny」します。

Thonny IDE

「test.py」を「Save as」で保存します。

Thonny IDE

「Raspberry Pi Pico」をクリックします。

Thonny IDE

「File name」を「main.py」にして「OK」をクリックします。

Thonny IDE

「test.py」は「Delete」で消します。

Thonny IDE

「main.py」を「Run current script」ボタンで実行します。

Thonny IDE

LEDが点滅を始めます。
「Stop/Restart backend」ボタンをクリックしするとプログラムが止まります。

Thonny IDE

PCなしで動かす

プログラムを 電源ONで実行させます。
Thonny Python IDE を終了し、Pico の USB ケーブルを抜きます。
再度、PicoをマイクロUSBケーブルでPCに接続すると「main.py」が走り始めてLEDが点滅します。USB経由でなく外部電源端子に給電しても動くはずです(試してませんけど)。
Picoの電源まわりの回路図は以下のとおりです。VSYSに給電する場合は1.8V~5.5Vだそうです。Picoの内部回路はRT6150が作る3.3Vで動いています。

回路図
Figure 14. The powerchain of the Raspberry Pi Pico Rev3 board.
VSYSピン

プログラムを書き換える場合は Thonny Python IDE を起動して「Stop/Restart backend」ボタンをクリックしプログラムを止めます。「Ctrl ボタン」+「C ボタン」を押してもプログラムが止まり Thonny Python IDE で書き換えが可能になります。

今回は、以上です。

参考文献
Getting started with Raspberry Pi Pico – Power your Raspberry Pi Pico | Raspberry Pi Projects
Raspberry Pi Pico Datasheet

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