Raspberry Pi Pico の MicroPython を Thonny Python IDE で開発する

Windows環境でThonny Python IDE を使用して Raspberry Pi Pico の MicroPython を開発します。
Raspberry Pi Pico の購入は　こちら　が確実です。

Thonny Python IDE について
Thonny Python IDE のインストール
Raspberry Pi Pico を接続
シェルで動作確認
ソースコードファイルで動作確認
ソースコードファイルを呼び出す

Thonny Python IDE について

エストニアのタルトゥ大学で開発されたIDEで Raspberry Pi OS の標準として採用されています。Raspberry Pi Pico Python SDK の第4章に Pico での使い方が紹介されています。
Thonny Python IDE は初心者に優しい開発環境だそうです。
ライセンスはMITで商用利用可能です。

Thonny Python IDE のインストール

Thonny, Python IDE for beginners を開き「Windows」をクリックして「thonny-3.x.xx.exe」をダウンロードします。

ダウンロードした「thonny-3.x.xx.exe」を管理者として実行します。
「Next >」をクリックします。

「Next >」をクリックします。

「Next >」をクリックします。

「Create desktop icon」をチェックして「Next >」をクリックします。

「Install」をクリックします。

インストールが始まります。

「Finish」をクリックします。

デスクトップにできた「Thonny」アイコンをダブルクリックして Thonny を起動します。
「日本語」「Standard」を選択して「let’s go!」をクリックします。

Thonny Python IDE が起動しました。

Raspberry Pi Pico を接続

Raspberry Pi Pico に MicroPython を書き込み Tera TermでLチカするで MicroPython を書き込んだPicoをマイクロUSBケーブルでPCに接続します。

Thonny Python IDE の「ツール」「Options」をクリックします。

「インタプリタ」タブで「MicroPython(Raspberry Pi Pico)」「USB シリアルデバイス(COM＊)」を選択し「OK」をクリックします。＊はCOMポート番号です。

Picoと接続しました。

シェルで動作確認

下の「Shell」タブに「print(“Hello, World!”)」と書き「Enter」キーを押すと
Picoが「Hello, World!」を返してきます。

以下のコードを1行ずつPicoに送信します。

from machine import Pin
led = Pin(25, Pin.OUT)
led.value(1)
led.value(0)

「led.value(1)」を送信するとPicoのLEDが点きます。
「led.value(0)」を送信するとPicoのLEDが消えます。

ソースコードファイルで動作確認

<untitled> タブに以下の8行を書きます。

import utime
from machine import Pin
led = Pin(25, Pin.OUT)
while True:
	led.value(1)
	utime.sleep(1)
	led.value(0)
	utime.sleep(1)

「Run current script」をクリックします。

「Raspberry Pi Pico」をクリックします。

File nameを「test.py」にして「OK」をクリックします。
（参考）ここでFile name を「main.py」にするとプログラムが自動的に実行されるようになります。詳しくは Raspberry Pi Pico の MicroPython プログラムを電源ONで実行させるを参照してください。